【100日経っても幸せなヤツ】3日目
君が友達になってから3日目になった。
君は生き物に名前を付けてくれただろうか?
生き物の生活は変わらない。
今日も柔らかい朝日を受けて起き、幸せだと感じた。
藁で作ったふかふかのベッドは、生き物にとって最高の寝床だ。
君のベッドは、もっと柔らかいのだろう。きっともっと幸せを感じられるんだね。
今日は何をしようか。
生き物はのっそりと谷の底を歩く。
生き物の足跡がゆっくりと地面につけられていく。
ここはふかふかの草原だ。
生き物はここが好きだ。布団の次にフカフカだからだった。
ゴロンと転がると背中を柔らかな草原の草が撫でた。
生き物は大きく息を吸って、ゆっくりと吐いた。深呼吸だ。
今日も幸せだ。
間違いなく生き物はそう思っていた。